詳細
商品説明
Fender Telecaster Blonde Maple Cap Neck 1967年製 [TL152]【神戸店在庫】
[中古] 【ブロンドのアッシュボディ】
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Fender Telecaster 1967 Blonde
1967年製テレキャスターが入荷いたしました。
1967年という年は、フェンダーがCBS傘下に移行して間もない時期
ヘッドストックには、この年代から採用が進む大型CBSロゴが掲げられ、Fキーのペグが採用になるなどブランドイメージが大きく変わり始めた象徴的な仕様。
一方で、ボディの加工精度や塗装工程、木材の質などはまだ旧来の基準に準じており、まさに“伝統と変革が同居する”過渡期ならではの個性が宿っています。
本機は、アッシュボディにオール・ニトロセルロース・ラッカーで薄く仕上げられたブロンド。
1968年の後半、1969年から表面がポリエステル塗装となるのでオールラッカー仕様の終盤も終盤の時期が1967年製です。
半世紀以上の時間が生んだ色焼け、自然なウェザリング、ラッカー特有のクラックが相まって、ヴィンテージ・テレキャスターの中でも格別の風格を感じさせます。
重量は3.49kgと理想的なライトウェイトで、アッシュ材の明瞭なレスポンスと奥行きのある倍音をバランス良く引き出しています。
通称"メイプルキャップ"(Maple Cap)、と呼ばれる貼りメイプル指板のネックです。
1960年代初期からオーダー製作されている個体はありますが、カタログ表記となったのは1966年からで、1969年中期にメイプル1ピースネックが復活したことで終了となった短い期間の仕様。
ネックは適度に厚みを残した細身のCシェイプで、65〜66年のやや薄めのラウンドCよりも肉付きがあり、その結果としてローフレットからの立ち上がりが太く、倍音の乗りが良い傾向が見られます。
ラッカーの薄い塗膜により、触れた瞬間に経年した材特有の乾いた質感と響きが掌に伝わります。
アッシュボディにはザグりの拡張の加工などはなく、ピックガード下の軽量化の加工などもありません。
3.49kgという重量からも、1968年以降に多く見受けられるヘヴィウェイト個体とは一線を画す選別が行われていることがわかります。
● 1965以前:
・高域にピークがあり、乾いた音響傾向
● 1967:
・高域のピークは維持
・中域にやや厚みが出る(木材選別の変化による)
● 1968〜69:
・重量増加・塗膜厚増加に伴い、高域がやや丸くなる傾向
本個体の音響特性は“旧フェンダーの高域レスポンス + 初期CBSの中域厚の混在”という67年特有の周波数構造に整合するもので
音響的には高域の直進性と、ヴィンテージアッシュらしい硬質な倍音構造を持ちながら、過度にドライではない“中域の肉付き”が顕著で、これは当時のアッシュ材の含水率や乾燥工程が現在とは異なることに起因します。
サウンドは、アッシュボディ×メイプルネックのクラシックな組み合わせが生み出す引き締まったアタックと抜けの良さに、中低域のコシが加わる、音楽的なバランスの良さ。
ブリッジポジションは鋭い立ち上がりを備えながらも、CBS期初頭に見られるやや太めの中域が存在し、強いピッキングでも耳に刺さらない上質なトレブルを実現。
フロントは温かく、ウッディで、コードワークにもメロディにも柔らかな膨らみを与えてくれます。
60年代後期テレキャスター最大の魅力ともいえる透明感のある美しいクリーントーンを奏でます。
1967年は、フェンダー史における極めて特異な位置にあり、
外観はCBSロゴへ完全移行
内側はプリCBS仕様が色濃く残存
材・塗装・精度はまだ旧来の水準
という、他の年代にはない“二面性”を持った年式です。
68年以降に見られるポリ塗装への変化、木材選別基準の変化、加工の自動化、パーツ供給の変更が本格化する前夜の一本であり、「CBSロゴを冠しながらプリCBSの音を持つ唯一の年代」と評価されることもあります。
ただ、今回の個体は申し上げないといけない部分があり。
ポットとセレクターは交換されています。(コントロールはフロントPUのプリセットハイカット→フロントPU、リアPUのコントロールです。)
ピックアップは入荷時に断線していたので巻き直しをおこなっております。
ブリッジプレートとブリッジサドルが一式交換されています。
ナット交換とフレット打ち替えを行っており、該当箇所はラッカー塗装で再塗装されています。
交換箇所があるためお求めやすい価格となっておりますが、調整終了後に引き寄せられるように試し演奏したスタッフ全員からサウンドは絶賛されている個体で
演奏することを前提に、サウンド面重視でプリCBSを狙っていた方におすすめの個体となっております。
【Spec】
Body:Ash
Neck:Maple
Fingerboard:Maple
Fingerboard Radius:7.25R
Scale:25.5
Number of Frets:21F
【状態】
1弦ペグ付近の木部の割れがあったので修繕。
フレット打ち替え、ナット交換済。
ポットが1993年のものに交換されています。セレクターも交換されています。
リアPUグレイボビン67表記ありのオリジナル判断。
フロントPUは年代の証左となる箇所がないので断言できかねます。
入荷時にリアフロント共に出力の不良あったためPU巻きなおしの処理がされております。
ブリッジプレートとブリッジサドルが交換されています。
ピックガードには縮みが少しあり、角が一箇所欠けていますが湾曲などなく、ボディとの間に目立つ隙間などはありません。
全体的な黄変と、塗装剥がれが散見されるなど、使用感がございます。
ジョイント部分に塗装の線傷があります。
経年を考えると順当な使用感、ぺぐが多少重たいなどもありますが、チューニングには問題なく
入荷時はフレットの減りがかなりあり、弾きこまれていましたが、フレット打ち替えとナット交換で
プレイコンディション良好です。
フレット残り:9割程度(交換)
トラスロッド:余裕あり
電気系統:動作問題なし
重量: 3.49kg
ネック:問題なし
シリアルナンバー:#214746
当店管理番号:TL152
【付属品】
Fender製ハードケース(ツイード)
【当店保証】
12ヶ月付き
【取り扱い店舗】
神戸店(0120-239-929) > 店舗一覧
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